topimage

2017-09

記憶 - 2010.07.26 Mon

 久しぶりに帰省していた娘を駅に送り、リハビリのために母を病院に連れて行きました。
 母は、駅で車から降り改札へと向かう孫娘にいつまでも笑顔で手を振っていました。
 そして、いつものように脳外科で血圧を測ってもらってから、1時間あまりのリハビリに向かいます。
 その間、私は近くで一番がらんとしている産婦人科の待ち合いで読みかけの本を開きます。

 次回の予約をして、会計を済ませ、家に帰り着くとすぐに昼食です。
 今日の献立は、妻が出勤前に作っていった弁当+私がゆがいた素麺。
 「真子はもう帰ったの」
と、駅で手を振ったことも忘れて尋ねます。
 結局、食事の間に3回も同じことを尋ねました。

 夕方、妻が帰宅して母に尋ねました。
「今日は病院に行ってきたの。」
「病院なんか行ってないよ。」
と不思議そうな顔で答えます。

今の母には、編んでも編んでもその尻から毛糸がほどけていくマフラーのように、記憶は10分も脳にとどまってくれないのです。

 一時は、自分の名前も年齢も住所もどこかに行ってしまっていたし、何よりひとり息子の私の名前すら忘れ、こともあろうに30年以上も前に死んだ私の父、つまり、母の連れ合いの名前を呼んでいたのです。
 記憶というのは古いものから順に消えていくのではなく、新しいものから順になくなっていくのでしょうか。

 ブログ再開に際し、たくさんの心温まるコメントをいただき本当にありがとうございます。
 写真も再開して、今まで撮ってこなかった地元の写真にも手を着けはじめたし、母の写真も撮ってやろうかとも思っています。


● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://magure21.blog.fc2.com/tb.php/790-a17c0242
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

明けましておめでとうございます。 «  | BLOG TOP |  » よろしくお願いします。

北の国へ

プロフィール

magure21

Author:magure21

一般社団法人
日本写真講師協会(JPIO)認定
フォトインストラクター

関西在住。北海道のスケールの大きな風景にとりつかれ、足繁く通っている。

プロフィール・作品詳細
http://pixta.jp/@magure21







にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (1792)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR