topimage

2016-02

古色 - 2016.02.29 Mon

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27日奈良県橿原市で「伝統的な町並みを撮る」という撮影会をおこないました。
遠方からご参加いただき、ご苦労様でした。

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朝ドラのロケ地でもあるので、そんなお話をしながら楽しく撮影ができました。
江戸時代に栄えた町がそのままの姿で残っていることに驚かされますが、ここでも観光と町民の平穏な生活との両立には頭の痛い問題もあるようです。

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ちょっと懐かしいような、時代劇で見たことのあるような町を一度散策してみませんか。
近鉄八木西口駅から 徒歩5分

「哲学の木」を悼む。3 - 2016.02.28 Sun

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誰もが賞賛する美瑛の風景はいつまでも変わらずそのままであってほしいと思います。
でも、「青い池」は駐車場ができ、遊歩道ができて誰もが安全にいけるようになりました。そのかわり、河原に降りてはいけません、という規制もできました。
今まで冬は雪に埋もれ、それに気づかず行った私は「そら、そうだよね。」と苦笑い。
今はブルーのライトアップで観光客を集めています。

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「ケントメリーの木」は前にペンションや駐車場ができ、大賑わい。
「セブンスターの木」は駐車場とお店ができ、観光バスのコースとなっています。
この前、「赤い屋根の家」の横を通ると、おしゃれなレストラン?ができていました。
「新栄の丘」の駐車場南側にも知らない間に白い柵ができていました。
変わって欲しくない風景もどんどん変わります。
時の流れは前にしか進まないということでしょうか。

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北海道新聞によると、美瑛町はこの「哲学の木」の件をうけて、同じような「観光スポット」となっているところに、年間3万円を補助することを決めたそうです。この前倒れた「親子の木」にも木を植えるようです。
その記事の中では、やはり「観光スポットを確保するため」という意味の表現がありました。

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「哲学の木」は最近は行かなくなっていましたが、一時は朝に、夕に、季節が変わり作物が変わると毎度出かけていった木です。たくさんの人とも出会いました。
木と星の写真を撮ろうと深夜にでかけ、道路に止めたレンタカーのダッシュボードにキーを置いたままカメラをセット、長時間露光のシャッターを押して車に戻るとロックがかかりドアは開きません。外気温-11℃。携帯でJAFに電話。JAFが来てくれるまでの40分ほどは、寒さに震えながら、あの道路を上に行ったり下に行ったりして身体を温めていました。
思い出多い木でした。

そして、奈良県民の私がまるで美瑛町民みたいに、「どうしん」の記事を読んで、一生懸命考えていることに苦笑いしています。





「哲学の木」を悼む。2 - 2016.02.26 Fri

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夜明け前

私ごとで恐縮です。
美瑛へ行くようになってかれこれ15年。前田真三さんの写真館「拓真館」のすぐ近くにある写真スポットですので、多分一番最初に撮ったのがこの、哲学の木だったように記憶しています。
まだフィルムカメラでした。
それから、毎年、年に数回は美瑛に行きます。その間、友人もできたし、町にもなじんでいます。

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夕暮れ

でも、最近美瑛で写真を撮るとき、何だか自分の中で重苦しい気持ちになることがよくあります。
いたるところで目にする農道の通行禁止の看板、農地への進入禁止の看板など。
そして、驚くほどたくさんの天真爛漫な観光客。みんなカメラを持っています。細い農道で出会う車はレンタカーだらけです。
「私も、その『招かざる客』のひとりなのだろうか。?」
と思ってしまいます。
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JALのCMで使われた「五本の木」(上富良野町)が同様の話題になったのも少し前のことです。
一部のカメラマンが被写体として撮っていた木ですが、CMではアイドルグループ嵐が出演していたので「嵐の木」とも呼ばれ
「観光地」に一変してしまったのです。
ネットで見ても「最近できた観光スポットです」と紹介されています。
ここでも畑に入る人が続出。パトカーが呼ばれたり、JALが謝罪に来たりと話題になりました。

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美瑛町の観光というのは少し他の観光地と違うところがあります。
作家三浦綾子さんは「泥流地帯」の取材で訪れ、その時のことを「深山峠から見る風景にしばらく立ちつくした」と記されています。
そして、その風景を「波打つ大地」と表現されました。
写真家前田真三さんは初めて美瑛の風景を見たときのことを
「丘陵地帯の風景を目の当たりにして、大きな衝撃を受けた。」「この地を舞台に新しい風景写真が撮れるのではないか、という期待もあった。」と写真集で記されています。

単に、自然の美しさではなく、農地が織りなす美しさ。波打つ大地に植えられた作物のどこまでも続く畝の美しさ。
前田真三さんの写真を見ると、大地と格闘する人間の作り出した「美」を撮り続けていたように思います。
その後、何人もの写真家が移住し、ライフワークとして丘を撮り続け、その作品が様々な形で発表されていきました。
テレビのCMでも撮られ、そのたびに「観光スポット」となっていったのです。
「青い池」も元は一部のカメラマンの間で知られていて、場所もなかなかわかりませんでしたが、今や美瑛最大の「観光スポット」となっています。

農地や農作物の風景、畑の中に立つ木を「観光スポット」と思ってやってくる人達がどんどん増えていくと、このような問題がおこることは早くから予想できたことかもしれません。
「哲学の木」のポスターやパンフレットで人を集め、観光インフラ(そんな言葉があるのかわかりませんが)の整備に手を抜いていた結果ではないかと思います。
「哲学の木」周辺は、15年前と何も変わっていません。レンタカーやレンタサイクルがどんどん増えているのに、駐車スペースも立ち入り禁止の柵も、展望できる場所も何もなく、工夫の跡が見られません。
「哲学の木」の処分は、農家の方が、ひとりで孤独な闘いを続けてきた結果なのだろうと思います。
単に、マナーの問題として片付けてはいけないのではないでしょうか。
このままでは、「クリスマスツリーの木」、「親子の木」など「観光スポット」はつぎつぎと消滅していくかもしれません。


「哲学の木」を悼む。 - 2016.02.25 Thu

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北海道の方から
「哲学の木がなくなったよ。」という情報をいただきました。
もちろん所有者の方が処分をしたということですから仕方ないことですが、その原因のひとつがカメラマンのマナーの悪さ、ということですからそれに触れないわけにはいきません。

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事情をよく知った方のFacebookを抜粋すると、

「哲学の木は切られたのではありません。
イタリアポプラである哲学の木は寿命を全うしようとしていました。かなり弱っていたことは間違いありません。ご存知のようにかなり大きな木で、この木が農作物のある時期に倒れたりすると大変な被害になることは明白です。そんなこともあり、地主さんは昨年から決断していました。」

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「もちろん、その決断を後押しした理由に「観光客やカメラマンのマナーの悪さ」があることは事実です。農作業中の姿を撮る、畑に入る、雪の中で遊ぶ。そのどの行為も彼らは望んでいませんでした。あの木が今日まで生きてこれたのは、「それでも美瑛まで来てくれるんだから、楽しみを奪っちゃかわいそうだな」という農家の方のご好意があったからです。
しかし、近年はその我慢の限界を超えていました。」

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そして、昨年私が行ったときには、畑の周囲にはりめぐらしたロープには「撮影禁止」の紙が何枚もぶら下がっていました。
それをながめながら、しばらく考え込んでいました。
もともとこの木のある畑は2方向が道路に面しているので、写真の撮影のために畑に入る必要性がないのです。それでも、人の撮らないアングルから…、と思って中に入る人もいるのでしょう。(続く)


江戸時代の風情が残る 奈良・橿原市今井町 - 2016.02.24 Wed

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今週末の27日(土)、奈良県橿原市今井町で撮影会をおこないます。
今日はその下見に行ってきました。集合場所の近鉄八木西口駅からスタートして町の中をウロウロ。
碁盤の目のようになった街を限られた時間で、どう回るのかがなかなか難しい。

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うろうろしていたら、自分のいる場所がわからなくなったり…。
参加してみようという方は、フォトカルチャー倶楽部(03-3230-2605)まで。

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朝ドラ「あさが来た」のロケがおこなわれた場所もあります。
あさの実家、京都の今井家という設定で使われた家や幕末の街並みがあります。街灯などは作り物の木などで覆って撮影したそうです。
その前の朝ドラ「ごちそうさん」でもここでロケがおこなわれました。

冬の樹 2 - 2016.02.23 Tue

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冬の夕暮れは優しい色をしています。
カラマツの防風林は、美瑛の丘の風景には欠かせない被写体です。

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陽が沈んでから数十分間、空の色は刻々と変化し、驚くような風景を見せてくれるときがあります。
マジックアワーと呼ばれ、貴重なチャンスでもあります。
しかし、冬のマジックアワーは寒~い。

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雪に慣れない私は、冬の北海道ではサングラスが必需品ということを忘れて、毎度安いサングラスを買い求めます。
晴れた日の運転はもちろん、スノーシューで歩くのにも、必要です。
その分、紫外線が強いので、空の青色が美しい写真になります。

冬の樹 - 2016.02.22 Mon

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一面真っ白な北海道の冬風景では樹が大きな要素となります。

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北海道の冬は極端に日が短いように感じます。
もう午後2時にもなれば、なにか慌ただしく、急かされる思いがします。
3時を過ぎると日没の心準備です。

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こんな青空になると、やはり北海道に来て良かったとつくづく思う瞬間です。

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何度か紹介していますが、これが、愛用のスノーシュー。
飛行機の荷物としてはちょっとかさばるのが難点。

雪景色 - 2016.02.20 Sat

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雪の上に、野ウサギの足跡…。

雪のある風景を求めて、護摩壇山へ出かけました。
駐車場は正確に言うと、道の駅田辺市龍神ごまさんスカイタワーというんだそうです。
いつ道の駅になったのかは知りませんが、全くの無人でおそらく冬期休業中。
こんな道の駅ってあるのかなあ?
気温1度。

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昨年はこんな感じでした。

年に1度はスノーシューを使って歩いてみたいので、毎年ここまで来て深い雪の林道を撮影しながら1時間ほど歩き、龍神岳(1382)から護摩壇山(1372)を周回して駐車場に戻るコースです。

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今年の林道には積雪は30㎝ほど。べたべたとスノーシューに絡みつくような湿度の多い雪でした。
それでも、誰の踏み跡もない雪道を歩くのは爽快です。
自分のことを「林道ウオーカー」と呼ぼう…、とかつぶやいてひとり笑っていました。


もうひとつの風景 - 2016.02.18 Thu

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2月に北海道へ行くことはあきらめたのですが、3月になら行けるか…、と思いながら過去ファイルを見ていました。
北海道の方々のブログを拝見していると無性に行きたくなってきています。
過去3月に北海道へは、2004年から2008年まで続けて行っています。
もう10年にもなります。

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中にこういった、北海道の人ならおそらくカメラを向けないと思われる写真もあります。
私も、それ以降には2月に行くことが多くなったのですが、ちょっと同じ感じの写真は見当たりません。
私の感性の変化?写真に対する考え方の変化?
まあ、10年も経てば 
♪こんな時代も あ~ったねと…。♪
と歌ってもおかしくないのですから、当然かもしれません。

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でも少し新鮮な感じがしました。
忘れていた感覚というか…。

4月にタイへ行くのですでにチケットを購入しました。
そんな中で3月に北海道へ行くチャンスがあるでしょうか。


夜景撮影メモ - 2016.02.17 Wed

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昨年、アベノハルカスからの夜景を見ましたが、さすが日本一のビルからの夜景でした。
だれでも夜景は好きなようで、夜景スポットも各地にあります。
私はスマートフォンのアプリ「夜景ワールド」をよく利用させていただきます。

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梅田スカイビル 空中庭園からの夜景。カップルがロマンチックな雰囲気で眺める夜景でした。
太陽が沈んでいくのが感動的でした。

いずれも、有料で、三脚は禁止されています。これらの情報は事前によく調べておかなければいけません。
東大阪市役所展望室からの夜景も撮りたいと思っていましたが、調べると眺めるのは良いけど、撮影禁止になっていました。

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先日行ってきた、阪神高速4号湾岸線 泉大津PAのビルからの夜景です。
ビルは上り線側パーキングにあるビル11階が展望室となっています。下り線のパーキングからも連絡通路を通って展望室へ行くことができます。

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展望フロアのようすです。このフロア全部が展望室なので360度見渡すことができます。
そして、無料。駐車料金も無料、あたりまえですね。何より三脚も制約がありません。室内の灯りはブルーライトのみで、夜景を見やすくしてある、親切設計です。暖房の効いた室内には自販機・トイレ・ソファーがあり、冬場の撮影には最高です。
少し贅沢すぎる施設だなあ、と思っていたら、津波の避難施設でもあるようです。
あとは、ガラスに写るブルーの室内灯が画面に写り込まないように工夫して撮るだけです。これが意外と難しいのですが…。

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プロフィール

magure21

Author:magure21

一般社団法人
日本写真講師協会(JPIO)認定
フォトインストラクター

関西在住。北海道のスケールの大きな風景にとりつかれ、足繁く通っている。

プロフィール・作品詳細
http://pixta.jp/@magure21







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