北の国から -2009 残雪 - 2009.05.31 Sun

思い切って望岳台まで足をのばしてみることにしました。

遠くから見えるゼブラ模様も近づくとこんな風です。
気温も低く、わずかな登山者以外誰も出合いませんでした。

噴煙を上げる十勝岳。
1926年には大爆発と、その溶岩が残雪を溶かして流れ落ちる泥流とによって多数の死者行方不明者を出したことで有名です。
その状況は三浦綾子の「泥流地帯」に詳しく書かれています。
ここで吹上温泉(無料露天風呂)にでも入るのがベストな選択なのでしょうが、次の撮影地に移動することにしました。
北の国から -2009 菜の花 - 2009.05.30 Sat

今までに出合ったことのないような広い菜の花畑がありました。丸く写っているのはレンズ効果ではありません。
すごいんだけど…、どう撮ってよいのか…、

こんな風に家を入れてみたり、

木を入れてみたりとがんばってはみたものの、思わしい作品もできず、すごすごと美瑛に帰っていくのでした。
北の国から -2009 たんぽぽ - 2009.05.29 Fri

滝川市は、菜の花の作付面積が全国一を誇ります。その菜の花がちょうど見頃だというのです。そんなわけで、旭川のホテルから車を走らせました。

水田は、すでに田植えの準備が整っているようです。
田の畦の黄色い花はたんぽぽ。
いつも思うのですが、どうしてこんなにたくさんのたんぽぽが一斉に咲くのでしょうか。

遠くから黄色く見えたので菜の花かと近づくとたんぽぽが群生しているのです。
その黄色の鮮やかなこと…。
「北海道の花の色がきれいなのは、冬の間に土へと還っていった生物たちの亡きがらの上に咲くからだ。」
ドラマ「北の国から」「風のガーデン」の原作者である倉本聰さんがそんな風におっしゃっているということを機内誌で読みました。
たんぽぽがこんなにたくさん咲き乱れるのも、この気候風土とかんけいがあるのでしょうね。
北の国から -2009 夕暮れ - 2009.05.28 Thu

廃屋と十勝岳連峰のコラボレーションです。
西に傾いた太陽の暖かい色と、その色に染まる廃屋の雰囲気がとても印象的でした。
シャッターを押した後も、三脚の横にたたずんで刻々と変化する風景に見とれていました。

日が沈み始めました。
誰もいない丘が夜のとばりに包まれると、私は真冬のような寒さに身を震わせていました。
小さく見える塔は、千代田の丘展望台です。
北の国から -2009 空は青く - 2009.05.27 Wed

この時期のパッチワークは、緑の牧草や麦、そして耕されたばかりの土の色と、少し単調です。

期待されるような花もあまりありません。桜は終わってしまい、ラベンダーやポピーといった観光用の花もまだまだ。

あるのは青い空と、広い広い大地だけです。
http://magure21.web.fc2.com/photo/002.jpg
(オリジナルサイズの写真です。)
北の国から -2009(その2) - 2009.05.26 Tue

大雪山というのはいくつかの山の総称なので、ひときわ高い山は正確には大雪山系旭岳と呼ぶことになります。
こんなところで、寝転がって青い空を眺めてみたいと思いませんか。
撮影している私の背後は、肥料の牛糞が山積みになっているんですけど…(笑)
この場所は正確には美瑛町ではなく、たぶん旭川市なのではないかと思います。
パッケージツアーのタイトルでは「富良野・美瑛3日間」などとひとくくりにされていますが、富良野は富良野市、美瑛は上川郡美瑛町ということになります。
忘れられがちですが、隣接する旭川市・東川町・東神楽町・上富良野町なども美しい場所がたくさんあります。
ラベンダーで有名なファーム富田は中富良野町になります。

後方の山は、十勝岳連峰です。
ドラマ「北の国から」で、よく見たような風景ですね。
人の気配がしない家、咲き誇る桜。こんな風景を見るとドラマチックな気分になるのは、「北の国から」のせいでしょうか。
北の国から -2009 - 2009.05.25 Mon

歳が歳だけに、4日間の旅の疲れもあったのは間違いないのですが、2400枚の写真を整理し、作品に仕上げる作業に時間がかかっておりました。
これからしばらくは、今回の旅のご報告になります。
まずは、4日間私の足となってくれたレンタカーの紹介です。私の旅の雰囲気が少しは想像していただけるのかな、とも思います。正面の山は大雪山です。
まだ、どの山も白い雪が美しく、今回は天候に恵まれたせいもあり、多くの写真の中に登場することになると思います。

広い、広い北海道です。
北の国から - 2009.05.18 Mon

午前3時に起床。旭川駅前のホテルから外を見るとあいにくの雨。しばらく待機です。
天気予報ではもうすぐ回復するようなので心配はしていません。
昨日は予定通到着しましたが、やはり小雨。どうなることかと思っていましたが、写真のような状態まで回復し、午後7時頃まで粘っていました。
あ、あ、遠くで青空が見えてきたようなので、取り急ぎ出発します。
北の国へ - 2009.05.17 Sun

当ブログは「北の国へ」というコンセプトなのですが、しばらく北海道とはご無沙汰でした。
いよいよ明日美瑛に出かけます。
今までは仕事の関係上どうしてもこの時期に休暇はとれず、無理を押して行った2005年だけでした。
と同時に、平日に4日間の日程というのも初めてで、少しゆっくりできるかな、と思うと楽しみです。
で、行くとなるとこの五月の北海道の気候や天候はどんな様子なのかが気にかかります。

2005年の写真をもう一度見直しています。
桜が咲き、たんぽぽの花が一面に咲き乱れ、壮観だったことを思い出しました。
畑ではトラクターが慌ただしく動き、苗の植え付けに忙しいころなのでしょう。
ラベンダーやそのほかの花は、まだ少し早いのでしょうね。

十勝岳はまだまだ雪が多く、シマウマ模様がきれいなのでこれも狙い目です。
北海道のみなさん、情報のご提供をお待ちしております。
1日目の旭川のホテル、2、3日目の美瑛のホテルともインターネットの環境は整っていますので、できる限りブログの更新をしようと思っています。
お楽しみに。
落陽の都市 - 2009.05.16 Sat

引き続き、大阪の風景です。
梅田駅の近くに、梅田スカイビルというビルがあり、40階が「空中庭園展望台」になっています。
今日の写真もそこから撮影したものです。
☆梅田スカイビル http://www.skybldg.co.jp/
☆同 展望台よりライヴカメラ http://www.skybldg.co.jp/use/live.html
伊丹・西宮方面になるのでしょうか。夕陽に街がかすんで見え、いつか見た映画のワンシーンのようでした。
淀川から河口にかけ、落日に輝いていました。
以前にも書いた「マジックアワー」のひとときです。
都会の夕焼けもいいですね。
その下で働いているたくさんの人たちもそれに気づいて、空を見上げる余裕があるといいですね…。